2010/09/11

感動はなかなか言葉にできない

SIBELIUS FESTIVAL 2010(2日目)

Suite champêtre

Symphony No. 6
Andante festivo
Symphony No. 7

Lahti Symphony Orchestra
Jukka-Pekka Saraste, conductor

今日から設計スタジオの授業が始まってこれから必死な日々になりそうな予感がするのですが。。。今日は授業のあと、楽しみにしていたコンサートを聴きに行ってきました。

その名もシベリウスフェスティバルです。ラハティという街で開かれるシベリウスの作品を演奏する一連の演奏会で、今年11回目を迎えるそうです。
ここラハティで生まれたオーケストラ、ラハティ交響楽団は最初は小さな街のオーケストラだったけれど今やシベリウスを演奏させれば世界一(だと思う!)、かねてから聴きに行きたいと思っていたのです。


ヘルシンキから電車で1時間、歩いて30分、シベリウスホールに到着します。ちょっとした小旅行です。場所がわからなくて焦るというアクシデントもあったけど無事到着できてよかったです。


ここシベリウスホールは音楽だけでなく、建築も周りの環境もとてもすばらしかったです。

中に入ると木造大空間のホワイエが広がっていて、演奏会開始1時間前だというのにお客さんであふれていました。

みなさんお酒を片手に楽しそう!普段着で来ている人がほとんどいなくて、Tシャツっぽいの+ジーパンの自分はとても浮いていました。みなさんドレスアップしていらっしゃるんです。

早く集まることといいおしゃれな衣装といい、みなさん演奏会というイベントをまるごと楽しもうとしているようでした。


そしてこのホールの環境は聞く前から音楽を聴く気持ちを盛り上げてくれるのです。
ホールの横にはこんな感じで湖があります。

これからシベリウスを聴くというときにこの眺め…


開演前の時間を水上レストランで過ごしている人もいました。

本日の曲目はこちら。

Suite champêtre
Symphony No. 6
Andante festivo
Symphony No. 7

Lahti Symphony Orchestra
Jukka-Pekka Saraste, conductor

今年のシベリウスフェスティバルは後期の交響曲がメインのようです。ちなみにAndante festivoはあんまりCDに収録されてないけど、最近一番のお気に入りの曲。


で、開演です。

始まって最初から泣きそうになりましたが。。。これはなんだろう。。言葉にはできせん(笑)まあシベリウスの音楽とはこれから長くつきあっていくわけだし、ここで急いで感想を言葉にすることもないかと言い訳してみます。

前半終了。


休憩の時に外に出るとこんな景色でした。


丸いところはなんだろう。。?パンフを見ると演奏者がここに上がっている写真があるので水上コンサートとかやるの、かもしれません。。?

コンサートの休憩時間にこんな景色を眺められるなんて贅沢だな。なんていいホールなんだと思いました。


建物に夕日がきれいに映っていました。



で後半です。

ラハティ響の音、言葉に出来ないほど綺麗でした。よくもあれだけいろんな表情の音を美しくだせるものだな。目にフィンランドの自然が浮かんできます。

たとえば。。。ピンと張り詰めた空気の中の鏡のような水面、、のような音。。。とかね。。うまく言えません(笑)



終演。


聴く前から気分を盛り上げてくれたこのホール、天井にチカチカ光るライトはシベリウスが生まれたときの夜空の星を再現しているのだそうです。


この場所は、音楽を聴きにきて、聴いて、帰る。
一連のことすべてがすばらしいものになるように考えられていました。
ホールも音楽も、とてもすばらしかった。

シベリウスホールでラハティ交響楽団、また聴きに来たいと思います。

2 件のコメント:

  1. ラハティ交響楽団知ってるよ!
    いいよね。シベ5のときに参考にしました

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  2. いいよね。このシベ5きれいすぎる…と感動した覚えがある。

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