秋学期が終わろうとしています。
こっちに来てから3ヶ月間取り組んできた設計課題のまとめを、ここで書いておきたいと思います。
課題は"WOODEN MODULAR OFFICE"。"新しく開発される居住地域に、開発中の期間だけ仮設的に設置される小さな木造オフィスの設計。
自分なりのキーワードは「太陽光」、「変化」、「屋根」、「フィンランド」、「日本」。
今までさんざんフィンランドの空はきれい、太陽がきれいと言ってきましたが、課題を進める中でその理由を考えていました。
太陽がこんなに心を動かす理由…。色々あると思いますが、「変化し続けている」ことがひとつ大きなことかなと僕は思います。
そんなわけで、「太陽光の変化を映し出す建物を作りたい!」と考えました。
イメージしたのは、太陽の光に奏でられる楽器のような建物。
太陽は、この建物の「屋根」を通ることで建物内にいろんな光と影を作り出すようになっています。
見にくくて申し訳ない(_ _;)拡大してみると屋根の構成が見られます。
タイトルはフィンランド語の太陽"päivä"と屋根・天井"katto"を組み合わせて"päivänkatto"です。
建物正面。
縁側のような空間を通って建物に入ります。
縁側のような空間を通って建物に入ります。
内部見上げ。
時間が進むにつれて、いろんな光と影が天井に映るようになっています。縁側や建物内のカフェとかでおいしいお茶でも飲みながら、ゆっくりとその移り変りを眺めたりします。
16:30
日が沈んで、一日が終わって、そうしてまた太陽は東の方から昇ってきます。でもその位置は前の日とは微妙に違っていて、季節が進むと、いつのまにか太陽は全く違う角度から建物を照らすようになります。建物の中に表れる光の表情も、季節によって全然違うものになると思います。
このオフィスも地域の開発が終わればまた違う場所に運ばれていき、建物自体も変化の中にあります。この建物がなくなっても、日々移り変わっていく太陽の美しさをここを訪れた人の心に残すことができたなら、言うことはありません。
最後にもう少し。
変わり続けてることが心を動かされる大きな理由、と書きましたが、実は太陽のすごさってそれだけじゃないような気もしています。
こんなに日々変わり続けているのに、太陽って一年経つと元の位置に戻ってきますよね。これってあたりまえのようでいて、だからこそ太陽ってほんとすごいよなぁと思うのです。
これは、春にまた咲いた桜を見たときに、深く感動するのに似ています。うまく言えないけれど、変わり続けるものの背後に、一本しっかりした軸を感じる安心感のようなものだと思います。
後ろに大きな変わらないものがあって、その中で変わり続けている。
そういうところが、人の心を大きく動かすんだと僕は思います。
日が沈んで、一日が終わって、そうしてまた太陽は東の方から昇ってきます。でもその位置は前の日とは微妙に違っていて、季節が進むと、いつのまにか太陽は全く違う角度から建物を照らすようになります。建物の中に表れる光の表情も、季節によって全然違うものになると思います。
このオフィスも地域の開発が終わればまた違う場所に運ばれていき、建物自体も変化の中にあります。この建物がなくなっても、日々移り変わっていく太陽の美しさをここを訪れた人の心に残すことができたなら、言うことはありません。
最後にもう少し。
変わり続けてることが心を動かされる大きな理由、と書きましたが、実は太陽のすごさってそれだけじゃないような気もしています。
こんなに日々変わり続けているのに、太陽って一年経つと元の位置に戻ってきますよね。これってあたりまえのようでいて、だからこそ太陽ってほんとすごいよなぁと思うのです。
これは、春にまた咲いた桜を見たときに、深く感動するのに似ています。うまく言えないけれど、変わり続けるものの背後に、一本しっかりした軸を感じる安心感のようなものだと思います。
後ろに大きな変わらないものがあって、その中で変わり続けている。
そういうところが、人の心を大きく動かすんだと僕は思います。
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