日常が戻ってきたので、たまには授業のことを。
写真は設計課題の模型です(課題内容はこちら)。この設計では、せっかく北欧に来たのだから、北欧で大切に思われている"太陽の光"を建物の主役にしたいなぁと考えてやっています。
コンセプトや模型は一応それっぽくできている(と思いたい)のですが、これだけでは実際の建物は建てられません。(もちろん実際に建てるわけではないのですが)部材の寸法や接合方法・壁の構成材などの詳細、建てる手順なども考えて図面にします。
となると1/10や1/20の図面で詳細を明記するわけですが、このスケールで詳細を示す図面となると、ほんとうに言い訳ができない。学部の時は1/100とかで図面をかくことが多かったのですが、1/10だと曖昧な部分を残せません。自分の考えていることが全部図面に出てきます。
でもその分、しっかりかかれた詳細図の迫力はすごいと感じます。その通りに実際の建物を建てるわけですから、ものとしての力が感じられるというか、実際に建つ建築としての"実感"がそこにはあります。
タイトルの言葉は、授業中に言われた言葉。「ここはどうなっているの?」とあまり考えていなかった痛いところをつかれ、自分でもよく分からないまま「そこはかいていないけれど、こうこうこうなっています」と説明したときに言われたもの。
「じゃあ、表現しろ」。先生には僕の説明が言い訳に聞こえたのだと思いますが…。口でいっているだけでは分からない、みんなが分かるようにちゃんと図面にしろということです。
それ以来、自分の考えたことはできるだけ図面にまでおとして授業に臨むようにしています。
実際図面にかくと自分の考えていることが全部そこに出てきて、説明もしやすいし、課題点がとても明確になって返ってきます。それに、あんまり英語ができなくても、図面が代わりに語ってくれます(笑…)
この案は1/30とかで全体模型作ったらめっちゃかっこいいだろうな〜…。でも時間がな〜…と悩みつつ。。とにかく3週間後の締め切りに向けてがんばろうと思います!!
「じゃあ、表現しろ」
とても心に残る言葉でした。
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