2011/03/15

旅の情報


今回のフランス旅行の情報を載せておきます。参考になれば幸いです!

3/5(土)

朝、ヘルシンキからブリュッセルへ

オルタ自邸(Victor Horta)見学

ブリュッセル泊


3/6(日)
ブリュッセルからタリスを使ってパリへ

サヴォア邸(Le Corbusier)見学

ルイ・カレ邸(Alvar Aalto)見学

パリ泊


3/7(月)
ブラジル学生会館(Le Corbusier)

スイス学生会館(Le Corbusier)

ラ・ロッシュ邸(Le Corbusier)

ギマール自邸(Hector Guimard)

エッフェル塔(Gustave Eiffel)

フランクリン通りのアパート(Auguste et Gustave Perret)

パリ大聖堂

ポンピドゥーセンター(Renzo Piano et Richard Rogers)

パリ泊


3/8(火)
この日から車です。全行程の地図はこちら
(泊まったホテルも地図に載っていますがあしからず)

朝7時半、パリGare du Nord - Railway Stationにてレンタカーをチェックアウト

ロンシャンの教会(Le Corbusier)見学

トゥールニュ(Tournus)泊


3/9(水)
ロマネスクの小教会巡り(サン・フィリベール、オズネー、ブランシオン、シャペーズ)
地図はこちら

ラ・トゥーレット修道院(Le Corbusier)見学、泊


3/10(木)
フェルミニのコルビュジェ建築見学
青少年文化センター、競技場、サン・ピエール聖堂、フェルミニのユニテ・ダビタシオン

セナンク修道院近くの、ゴルド村のホテル泊


3/11(金)
セナンク修道院見学

エクスアンプロヴァンス(Aix-en-Provence)泊


3/12(土)
シルヴァカーヌ修道院見学

ル・トロネ修道院見学

ニースの駅にてレンタカー返却

ニース泊


3/13(日)
ニース空港から帰国


* * * * * *

分かる範囲でですが、見学のための情報です↓

パリ近郊は鉄道で回ります。パリ近郊の鉄道検索はこちら↓
http://www.transilien.com/web/site/

〜ルイ・カレ邸〜
要予約
予約連絡先:resa @ maison louiscarre. fr(スペースを消してください)
詳しくはホームページにて:http://www.maisonlouiscarre.fr/flash.html

〜ブランシオンの教会〜
4月から見学可らしいです。なので今回は惜しくも見れなかった…

〜ラ・トゥーレット修道院
宿泊予約連絡先:culture @ couvent la tourette. com(スペースを消してください)

〜セナンク修道院〜
所在地:Eurl Sénanque 84220 Gordes
開館:ツアーでのみ見学可。ツアーは12時40分から。
休館:日曜、祭日の午前中、1月第1,4週の火曜、第2〜3週全日、聖金曜日(復活祭の日曜の前々日)、12/25、他にも休む場合あり

〜シルヴァカーヌ修道院〜
所在地:Abbaye de Silvacane 13640 La Roque-d'Anthéron
開館:6~9月 10:00~18:00 10~5月 10:00~13:00, 14:00~17:00
休館:火曜、1/1, 5/1, 12/25

〜ル・トロネ修道院〜
所在地:quai de l'Abbaye 83349 Le Thoronet
開館:4~9月 10:00~18:30(日曜12:00~14:00を除く) 10~3月 10:00~13:00(日曜は12:00), 14:00~17:00
休館:1/1, 5/1, 11/1, 11/11, 12/25

〜かかったお金〜
レンタカー代:けっこうかかったな〜なので秘密(笑)車種、会社によっても違うと思うので調べてみてください。僕らは不安だったのでATでカーナビを付けてもらいました。なのでとても快適でした!しかも音声日本語対応でびっくり。フランスの道は標識も見やすく、路面もちゃんと整備されてて走りやすかった!
高速代:うろ覚えですが、計60ユーロくらい?m(_ _)m
ガソリン代:計120ユーロ前後?m(_ _)m
他、各建物の入場料


プロヴァンスの三姉妹を含めたロマネスクの教会については、この本を参考に詳しい情報などがのっています。他に写真解説など。
「フランスロマネスクを巡る旅」中村好文 木俣元一, 2004, 新潮社


僕たちは時間が無くていけませんでしたが、これの他にコルビュジェのマルセイユのユニテ、ニース近くにあるカップマルタンの休暇小屋などを加えれば完璧だと思います!

Have a nice trip!

2011/03/14

フランス、車の旅

グリーンウィーク。建築学生に与えられる1週間の休み。
今回は3/5〜13にかけて、ベルギー・フランスを回ってきました。

現状緊迫した日本からは遠い国、フィンランドからの便りとなりますが、こちらで見たもの・感じたことは、これからもここに書き留め続けたいと考えています。


今回の旅の主な目的は、近代建築の巨匠といわれるル・コルビュジェの建築と、地方に点在するロマネスクの小教会・修道院を巡ること。

フランス中に散らばるそれらの建物を、パリ近郊にあるものは電車で、途中からは車を使って訪ねることにしました。最初は慣れない左ハンドルと右車線もどうにかこうにかものにしつつ、パリから出発して地中海沿いのニースまで、最終的には計1300キロ以上走ったことになります。

こうして写真を並べていると、旅先で出会ったいろいろな風景が、(いろいろなトラブルも)懐かしく、ありありと思い出されてきます。

ひとまず3/8から5日間かけて車で回った場所の写真を載せました。
その他の旅の諸々も少しずつ書いていきたいと思うので、楽しみに。


〜 ロンシャンの教会, Le Corbusier, 1950-55, Ronchamp 〜






〜 サン=フィリベール修道院聖堂, Tournus 〜






〜 オズネーの教会, Ozenay 〜






〜 サン・ピエール教会, Brancion 〜



view from the church



〜 シャペーズの教会, Chapaize 〜






〜 ラ・トゥーレット修道院, Le Corbusier, 1957-60, L'Arbresle 〜






〜 青少年文化センター, Le Corbusier, 1961-65, Firminy 〜




〜 Stade, Le Corbusier, 1966-68, Firminy 〜




〜 Eglise Saint-Pierre, Le Corbusier, 1960-2006, Firminy 〜






〜 Unité d'Hqbitqtion (Firminy), Le Corbusier, 1965-67, Firminy 〜




〜 Gordes 〜




〜 セナンク修道院, 1160頃-13世紀初頭, Gordes 〜










〜 シルヴァカーヌ修道院, 1175-1300, La Roque-d'Anthéron 〜










〜 ル・トロネ修道院, 1160-1200頃, Le Thoronet 〜









フランス、パリ編

ベルギー・フランス旅行でみたもの、ブリュッセル&パリ編です。


オルタ自邸, Victor Horta, 1898-1901, Brussels



サヴォア邸, Le Corbusier, 1928-1931, Poissy



ルイ・カレ邸, Alvar Aalto, 1956-59, Bazoches-Guyonne



ブラジル学生会館, Le Corbusier, 1953, Paris



スイス学生会館, Le Corbusier, 1930-33, Paris



ラ・ロッシュ邸, Le Corbusier, 1923-25, Paris



ギマール自邸, Hector Guimard, 1912, Paris



フランクリン通りのアパート, Auguste et Gustave Perret, 1903, Paris



エッフェル塔, Gustave Eiffel, 1889, Paris



パリ大聖堂, 1163-1250頃, paris



ポンピドゥーセンター, 1971, Renzo Piano et Richard Rogers, Paris

地震

1週間のフランス旅行から帰ってきました。
フランスで現地の人から聞いて初めて知り、昨日まで情報が切れ切れで実感が得られなかったのですが、今になってようやく何が起こっているか、そのすごさがわかりはじめました。

今回のことはフランスでもニュースになっており、現地の人が「家族は大丈夫か?」など声をかけてくれました。


明日からまた、大学が始まります。

みなさんのご無事を祈っています。僕もこちらでがんばって行きたいと思います。

2011/03/04

ヴォクセンニスカの教会


フィンランド出身の建築家と言えば、アルヴァアアルト(1898-1976)。今自分が通っている大学がアアルト大学という名前のですが、大学の名前にもなってしまう程、フィンランドでは(もちろん日本でも!)有名な人物の一人です。

そのアアルトの建てた建築、自国フィンランドの中だけでも160件(!)あります。各地に点在するアアルト建築に時間をかけて会いに行くのも、フィンランド留学の楽しみのひとつなのです。



そんなわけで一日かけてアアルト設計の教会を見に行ってきました。ヘルシンキから電車で行くこと約3時間、教会のあるイマトラという町に着きます。

さらに駅からバスに揺られて行くこと30分…



シラカバ林の間から、その真っ白な外観が見えてきます。



Vuoksenniskankirkko, Alvar Aalto, 1958




この教会は、2週間前に行ったロヴァニエミの図書館の8年前に完成した、アアルト60歳の時の作品。

教会の中は三つの空間に分かれていて、必要に応じてその間を防音壁で仕切ることができるようになっています。


南側にある、ひとつめの部屋。



中央の部屋。



そして北側にある礼拝堂。

天井がうねうねと曲がりながら、3つの空間を構成しています。手で即興で描いたような自由な曲線はアアルトデザインの特徴のひとつと言われていますが、この教会の場合、音が壁や天井に反射して聞き手に均質に伝わるように考えられた形だとアアルトは言っています。


そしてそこに開けられる、形も深さも様々な窓達。その窓達から落ちてくる、様々な光。
































この教会には、この教会に行かないと会えない、独特の光がありました。
そしてそれはとても美しいですが、その美しさはレイヴィスカの教会とは全く違う種類のものだと思いました。

以前、建築を音楽のアンサンブルに例えてみましたが、レイヴィスカの教会は太陽の光を主役にすることに心のどこかで全員が同意している。バイオリンコンチェルトのオーケストラとソリストみたいな関係ですね。



↑レイヴィスカの教会。建築のすべての部分が光を主役とするべく、みんなでひとつの方向に向かっていく作り方。そのようなつくりかたでできた空間はストレートに心に響いてきてとても感動的なのですが、(超ナマイキ言いますが)どこかあたりまえのキレイさであるようにも感じます。



「そりゃあ、そうやればキレイになるだろうさ。でもさぁ…」


実際に行ってみてみるとわかりますが、ヴォクセンニスカの教会の窓の形や配置は、光の美しさだけで決められていないのです。

アンサンブルの例えに戻りますが、この教会の場合、演奏者たちは何かひとつのものを主役にすることには、はなから同意などしてはいない。中の明るさや教会としての利便性はもちろん、外からの見た目も大事、声がよく届くような音響も大切。そして礼拝堂以外の部屋も必要、さらにそこに、アアルトの「こういう空間を作りたい」というイメージというか、感性というか言葉にしにくいものも入ってくる。

全員が譲れない部分をもち、せめぎあいながら、どれも捨てることなく全て抱え込んだまま立ち上がっている。そんな建物のような気がしました。そういうものの作り方、そうやってできあがった建物も、他にはない魅力を持つものだと思います。