2011/02/08

犬ぞり小旅行

フィンランドの北極圏の入り口、ロヴァニエミに行ってきました。
ロヴァニエミは北緯68度あり、サンタがいる街としても有名です。運がよければオーロラも見ることができます。

オーロラは今回残念ながら雲が多くて見られませんでしたが、ここロヴァニエミにはそれに負けないくらい魅力的なアクティビティがたくさんあります。



そのひとつが犬ぞりです!!


他にトナカイぞりなどもあって迷ったのですが、そりを牽く犬たちの姿、そのかわいさが決定的で、犬ぞりを選びました(笑)

そんなわけで午前8時半出発、いざ犬たちのもとへ。



そりを牽くのは、シベリアン・ハスキー。こいつはやさしい目をしていた…
シベリアンハスキーはとても友好的で誠実な犬種で、寒さにも強く、その力強い体は自分の体重と同じの重さの荷物を引くことができるそうです。かわいくもキリッと、力強いやつらなのです。今回は6匹で二人乗りのそりをひいてくれます。



そりに乗り、出発前。

出発前は犬たちも相当気合いが入るらしく、ワンワンと吠えまくってました。大合唱。
ワンワン!!ワンワワンワン!ゥゥワンワンワンワン!!
まるで「早く走らせろこんにゃろう!!」とでも言っているかのよう。



…そんな中、うちのそりの犬たちは静かにすわったまま。。。君たち、なんだか元気がないけど大丈夫?そして手前右のお前は、ぷるぷる震えているけど…寒いのか?



いざ出発!!



走り出すと、うちのそりの犬たちもちゃんと走ってくれました。

そりは全力疾走するとけっこうスピードがでます。犬の後ろ足が跳ね上がっている様子なんかで、そのスピード感が伝わるといいのですが…

ちなみにこの日の気温は−20度近く。けっこうなスピードで走るそりの上で風をうけていると、顔が痛くなってきます。犬よ、おまえ達は寒くないのか?慣れっこなのか?毎日そりを牽いているんだもんな。すごいなー。



たまに休憩をします。左の犬は休憩の度に雪に体をうずめようとしていました。
走ると暑いのかも?



休憩時は犬たちの姿を存分に見るチャンス。後ろの犬にカメラを向けましたが、なかなかこっちを向いてくれません。そのかわいい顔をこっちに向けておくれ。



なんだかあったかそうな横顔






「さぁさぁ出発しますよ。写真なんて撮ってる場合じゃありませんよ。」



空もこの時だけはきれいに晴れてくれた。



林の中を1時間くらい走って、帰ってきました。




小屋の中で暖を取り


最後に少しだけ犬たちに触ってきました。

こいつはこのハスキーファームの中でも一番強く、いい仕事をする犬の一匹だそうです。
りりしいプロの顔…。そしてとてもきれいな目をしている。シベリアンハスキーの目の色には茶色や青や黒、いろんな色がありますが、大人になると半分以上がこのような灰色の目になるそうです。

一仕事終えた犬たちは、この後ご飯だそう。たくさん食べてくれ。ありがとう。



おつかれさま。

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