柱の上にあるクルクルっとした飾りが一緒です。これは紀元前に、ギリシャからそう遠くない場所で生まれたデザインの柱。生まれた地方の名をとってイオニア式って呼ばれています。柱はとても似ていても、これらの建物は建てられた時代も(もちろん場所も)決して同じではありません。最後のアテネの神殿とあと2つの建物の間には、建てられた時代にはなんと2000年以上!の隔たりがあるのです。
柱だけでなく、構成もなんだか似ているものがたくさん。↓
(年号とかが間違ってたらごめんなさい)
こんなふうに、いろいろな背景があったにせよ言い換えればこれら紀元前のギリシャで育ったデザイン、ある意味では2000年以上の時を生き、受け継がれてきているわけですよね。
これって、とてもすごいことのような気がします。
さらには時だけでなく場所さえも越えて、明治以後、東京で再現されたりなんかしてしまう。
授業などでやって頭では分かっていたのですが、実際にそれらの建物を目の前に立ってみると、「おぉー、まさにこれが、2000年以上の時をこえてきたわけだよなぁ…」と感動します。
はるか昔のギリシャの職人たちも、コツコツと石を切り出しながら、まさか今自分たちが作っているものが、遙か時を越えて見知らぬアジアの島国でも使われることになるなんて想像もしていなかったでしょうね。
2000年という時間の大きさ。
…でもじゃあ今、自分たちの時代のもので、2000年後にも残りうるもの、受け継がれるものって、何かあるのかな…?
などと考えたベルリン&アテネでした。
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